発展場やルーム系の出会いの場所は楽しいものです。
とくにトランス(女装子さんたち)にとっては、女の子になって人と接することのできる貴重な場所。
女装界にとって、なくてはなりません。
でもそんな楽しい場所も、この日本に属している以上、守らなければならないルールがあります。
もくじ
■ハッテン場やルームで逮捕!?【公然わいせつ罪】に注意!
出会いの場所なので・・・
正直、法律すれすれのところで性行為などを行う人もいるかもしれません。。。
でもそんなので警察に捕まったりしてしまったらせっかくの楽しい時間が台無しです。
そこで、ちゃんとした知識を身につけて、楽しい女装ライフを送りましょう。
これは女装子男の娘にも、純男さんにも言えること。
今回は「公然わいせつ罪」についての知識をみなさまに入れていただきたく思います。
■公然わいせつ罪で捕まったらどうなるの?
公然わいせつ罪について知っていただく前に・・・
公然わいせつ罪で警察に捕まってしまった場合、どうなるのかを見ていきましょう。
・まず48時間以内の拘留をされます。いわゆるヨンパチ
というやつです。警察に身柄を拘束され、取り調べを受けます。
・その際、ほぼ確実に、女装界以外の人間に女装バレします。なぜなら、連絡がいくからです。
いきなり警察に拘束するわけですから、本人の関係者には連絡がいくわけです。
女装子さんの中には、女装をしていることそれ自体を業界以外の人間に知られたくない人も多い。
よくいう、職場バレ(職場にバレてしまうこと)や親バレ、彼女バレ、嫁バレ・・・
公然わいせつ罪で捕まると、自分以外の第三者身元引受人に必ず連絡がいきます。
その際、家族や親戚、会社などにバレてしまうことが多いのです。
なので、公然わいせつ罪で捕まるわけにはいきません。
では、次に公然わいせつ罪の要件(どうなったら公然わいせつ罪になるのか、何をしたら公然わいせつ罪になるのか)を見ていきましょう。
■公然わいせつ罪って何?
そもそも、公然わいせつ罪ってなんでしょうか??
条文を見ると・・・
30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
ふむ。では公然とはなんなのでしょうか?
実際にまだ認識されていなくても、認識される可能性がある状態であれば「公然」
なんとなくわかりますが、わいせつな行為とはなんでしょうか?
これは明確な条文はなく、基本的にはケースバイケースですが・・・
性器の露出は完全にアウトです。
そして、これは基本的に現行犯逮捕が原則だそうです。
つまり、公然わいせつ罪というのは、ハッテンバ的あるあるでいうと、
不特定多数の人が認識できる状態で性器を露出しているところを警察に見られたら適用されうるということです。
■ハッテン場での性行為は、「公然わいせつ」のリスクがあることを認識しておこう
つまり、公園なんかは完全にアウトですよね。
不特定多数に認識、認識される可能性が両方ありますから。
公園なんて誰でも入れるわけですからね。。。
それはなんとなぁーくわかります。
では、マンションの一室とか、トイレなどはどうでしょうか?
「マンションだったら鍵かかってるしいいじゃん!」
「トイレもみんなが入ってくるわけじゃないしいいじゃん!」という声がありますが・・・
マンションの一室であっても、「実質、それがマンション型店舗」と認定されれば、
それは公然わいせつの「公然」に該当するようです。
いわゆる女装サロン(ルーム系)などは、マンション型店舗が多いので、「公然」に該当します。
店舗として運営している以上、不特定多数の方が出入りする
「可能性」があるわけなんでね・・。
トイレも同様。トイレは一見個室のように思えますが、
映画館や公然に該当する施設の設備であれば、あくまで「公然」に該当するようです。
でも、基本的に現行犯逮捕なのに、公然わいせつ罪で逮捕される事例がたまに発生していますよね・・・
そこまで警察が見回りをしているということなのでしょうか?
■基本的には「チクリ」が原因。誰かの通報。
警察が市民の安全のために夜間など定期巡回をされていますが、
そこでわざわざマンション型店舗や、公園の中まで入ってくることはほとんどありません。
公然わいせつ罪で逮捕される場合、基本的には誰かが通報していることがほとんどです。
たとえば、映画館などで公然わいせつ罪で逮捕される方がたまにいますが、
それも映画館の中の誰かが、警察に通報をしていることがほとんどです。
女装サロンや公園、映画館などで性行為を行っている場合、
公然であるがゆえ、公然わいせつ罪の要件になるとともに、誰かに通報されてしまう
(=現行犯逮捕となる)リスクも同時発生します。
それによって、公然わいせつ罪によって逮捕されてしまうリスクがある
ということを知っておきましょう。
■女装界で起こった「公然わいせつ」逮捕の事例
では、実際に女装界で起こってしまった公然わいせつ逮捕の事例です。
・女装サロンで男性と意気投合。その場の勢いで、女装サロンの奥の部屋で
性行為に及んでいる最中に、警察が踏み込んできて、現行犯逮捕されてしまう。
誰かが確実に通報しています。その時に通報しているかはわかりませんが、
その女装サロンについてよい感情を持っていない方が、警察に通報しているのです。
・映画館などで性行為にを行っていた最中に警察が来て現行犯逮捕されてしまう。
誰かが通報しているか、ポルノ映画館であれば警察が定期巡回しています。
・出会い系サイトなどでパートナーを募集。公衆トイレでことに及んでいる最中に逮捕。
出会い系サイトなどで場所を明記していると、第三者がおもしろがって通報する場合があります
ちなみに、風俗営業許可証をもっている女装サロンやバーなどでは逮捕されません。
営業許可証は「公然」ということを許可するからです。
数年前、全国的に、マンション型のハプニングバーなどが摘発
されましたが、それもこの公然わいせつ罪でした。
その時実は、実際には局部を露出していないお客さんも逮捕されています。
(お客さんに関しては「公然わいせつ幇助罪」で逮捕されるので次回のエントリで書いていきます。 )
■女装のときの身元引受人を決めておくなど、リスクヘッジを。
リスクを知っておきましょう。
風営法の許可証がない場所で、性器を露出するなどの行動を行うことはだめなんです。
そもそも違法行為なんですから。
ちゃんと公然ではない場所、ラブホテルの部屋やお互いの家の中などで行うようにしましょう。
でも人間、何が起こるかわかりません。なので、万が一のときのために、
女装をしているときに何かが起こったときの身元引受人も決めておきましょう。
ベストなのは、女装人の中で信頼のおける人物を身元引受人として決めておきましょう。
いなければ、女装に理解のある友人でもかまいません。
■まとめ:ハッテンバでの性行為はグレーゾーンではあるが、ポリコレホワイトニング社会が加速する世の中で、逮捕リスクがあることは理解しておこう
いかがでしたか?
・公然わいせつ罪で警察に捕まると、警察に拘束され取り調べを受けさせられます。
・その際、身元引受人に連絡がいきます。その際、女装バレするリスクが高いです。
・その後、起訴され有罪になれば罰金刑などが課されます。公然わいせつの公然とは・・・
・不特定多数が出入りする場所、あるいはその可能性のある場所
・わいせつというのは性器の露出です。もちろん性行為も含まれます。
・基本的には現行犯逮捕されますが、ほとんどが誰かの通報です。
・なので、公園や映画館などでのハッテン行為などはリスクがありますので、
控えましょう。そもそも違法行為だという認識を持ちましょう。
・何があるかわからないので、身元引受人を女装業界人の誰か信頼できる人にお願いしておきましょう。
マナーを守り、
楽しい女装ライフを。