自己女性化愛好症というのは基本的に放っておけばいいのですが、
中にはそれが原因となり犯罪行為に及んだり、社会生活が破綻するまでになってしまう方がいます。
かなり少数派ですが…
自己女性化愛好症はまだはっきりした定義も定まっていない
性的倒錯の一種と言われていますが…
ほとんどの方は、むしろ「男性でありながら女性になりきって性的興奮を得れて楽しい!」
と人生を豊かにする女装行為や女装しての自慰行為などで終わるのですが…
中には、犯罪行為を行ったり、社会生活を破綻させてしまうほどに
自己女性化愛好症が人生においてマイナスの影響を及ぼす人もいます…
自己女性化愛好症をこじらせた女装沼への突入なども一例ですね・・・。
この記事では、一般的な性倒錯の治療法をご紹介するとともに、
自己女性化愛好症をそもそも治すべきなのかどうかを考える考え方を書いてみました。
そもそも自己女性化愛好症は「病気」なのか?尊重されるべき「性癖」なのか?
自己女性化愛好症=オートガイネフィリアは、「症候群」という表記からも
病気のような扱いにされがちなのですが、どうなのでしょうか?
一般的には「性倒錯」「精神疾患」とカテゴライズされています。
でも、普段女装子さんと接する中で「女装して性的興奮を得る」こと以外は、
何ら普通の人々である人の方が多く、
「女装して性的興奮を得る」ということ自体が「病気」という判定でなければ、
自己女性化愛好症が病気であるということはなかなか言いづらいでしょう。
私は4年前から自己女性化愛好症に関して、実際に女装の世界で接する女装子さんたちとの会話や、
自分自身の体験などを照らし合わせて、さまざまなコラムを執筆していますよね!
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私は病気ではないと思うのですよ…
女装して性的興奮を得ることが「異常」判定されるがゆえに「病気」だとするのであれば、
その「異常さ」というのは、明らかに既存の男女2分ジェンダーの多数派ではない、少数派という「マイノリティさ」のみを論拠とした「異常さ」であり、
「マイノリティだから異常である」というのは病気とする論拠としては非常に弱いわけです。
私は単に尊重されるべき「性癖」だと思うのです。
性癖というのは人それぞれ千差万別で、他人に迷惑さえかけなければ何をやってもいい「自由主義」の中で生きる私たちの社会においては、
何人にも差別されるべきではない、「趣好」なわけですよ。
だから、自己女性化愛好症は、ほとんどの人にとっては治すべきものではなく、
むしろそれを肯定し、人生を楽しむ豊かさの象徴として、
「少数派でありながら、異常ではない趣好」として社会に認知されるべきなのです。
でも中には、他人に迷惑をかけるオートガイネフィリアを発現する人も存在します。
要は、自己女性化愛好症を理由として犯罪行為を行ったり、社会生活を破綻させてしまったりする人です。
そのような方には当然「制限」をかけて、その迷惑を行わないように規制するのが、
私たち社会人の役割なわけです…
とはいえ、犯罪行為というのは法律というはっきりとした基準があるのに対して、
社会生活の破綻というのは、一体どうなれば「破綻状態」と言えるのか?
という基準があいまいなために、見過ごされがちな「病気としてのオートガイネフィリア」
が明確に存在しています。
実際に、精神疾患患者の中には本当にかなりごく少数ではありますが、
「自己女性化愛好症」の患者さんがいるらしいのですよ…
一般的な治療方法は「抗アンドロゲン剤」の服用
治療すべき「病気」としてのオートガイネフィリアというのは、
基本的には「抗アンドロゲン剤」の服用が一般的です。
アンドロゲンというのは男性ホルモンで、男性的な性欲を促進する成分があります。
いわゆるムラッとして性的興奮を得たくなる衝動的な欲求は、
このアンドロゲンによって起こるのです。
そして、オートガイネフィリアというのは性欲に根差しているというのは、
何度も述べていますが、抗アンドロゲン剤を服用することで、
そもそもの性的欲求の発現を抑えてしまおう!という治療法なのです。
AGの女装モチベーションが性欲に根差していることがよくわかる3つのAGあるある行動3選 #自己女性化愛好 #オートガイネフィリア
実は、これを治療法とは気づかずに自主的に行ってしまっている場合があって・・・
それは、自己女性化愛好症であるにもかかわらず、GIDとして認定され、
女性ホルモンを服用している場合です。
女性ホルモンを服用すると抗アンドロゲン(抗男性ホルモン)の働きをするものもあり、自然と男性的な性欲が収まってしまうのです。
しかし、多くの場合そうなると性欲に根差しているオートガイネフィリアの
「女性になりたい」という欲求そのものも消滅してしまうので、
「なぜ女性として生きているのか」がわからなくなったりしてしまう人もいるのです・・・
抗アンドロゲン剤は、性欲が強すぎて性犯罪を犯す男性にも使われたりもします。
そうすることで「女性になって性的興奮を得たい!」という欲求そのものを
消滅させてしまうことで、自己女性化愛好症を治療するのです。
基本的にオートガイネフィリアは性癖です。
しかし、誰かに迷惑をかけるほどの行為を行っている場合、
病気としての治療を検討したほうがいいでしょう。